
【京都の家具配置】…
京都の住宅では、築年数の古い物件や特徴的な間取りも多く、家具選びの際は正確な採寸が欠かせません。
ここでは、失敗しない家具選びのための、部屋と家具の計測方法について詳しく解説します。
部屋の採寸で押さえるべき基本ポイント
京都の住宅では、一見直角に見える壁でも実際には微妙な歪みがあることが少なくありません。
そのため、部屋の採寸では必ず複数箇所を計測することが重要です。床面の寸法だけでなく、天井高についても、部屋の中央部と壁際で高さが異なる場合があります。特に京都の古い住宅では、梁や柱の出っ張りにも注意が必要で、これらを見落とすと家具が設置できない事態を招きかねません。
家具の搬入経路を考慮した計測
京都の住宅では、階段が急だったり、廊下が狭かったりすることも多いため、搬入経路の確認は特に重要です。エレベーターのある建物でも、扉の開口幅や内寸を必ず確認しましょう。
また、玄関から部屋までの経路では、曲がり角の内寸や、廊下の天井高、さらには引戸や階段の踊り場のスペースまで細かく計測することで、搬入時のトラブルを防ぐことができます。
スペースに余裕を持たせた計画
採寸結果をもとに家具を選ぶ際は、実測値に対して余裕を持たせることが大切です。京都の住宅では、壁際に巾木や柱があることも多いため、これらのスペースも考慮に入れましょう。
また、引き出しの開閉や扉の開放範囲、掃除のしやすさを考慮して、家具の周囲には最低でも10センチメートルほどの余裕を確保することをおすすめします。